なごやんの鉄道日記(03)

この種の日記は、どうも長くなっていけませんね。^ ^;
 
なごやんの鉄道日記第3回は飯田線身延線小海線で、前2線は現在JR東海の区域にありますが、小海線はJR東日本です。
特に飯田線は私にとっては地元線のひとつで、利用頻度もそこそこ高く馴染み深いのです。日本一長いローカル線というのがいいですね。
あっ、ローカルな話になってしまいました。
 
 
【飯田線】
この線は豊橋(愛知県)と辰野(長野県)を結び、豊橋-豊川間は通勤列車としてもよく利用されています。
飯田線に乗り中部天竜で降りると、そこにはJR東海の運営する佐久間レールパークがあり、この近辺を走った列車が展示されています。
このレールバークは残念ながら、今年の11月で閉館となりますが、子供などは大いに楽しめるところです。
 
私は佐久間レーパークには1度しか行ったことがありませんが、飯田線沿線でよく利用した駅は湯谷温泉飯島です。
湯谷には温泉があり、駅を降りるとすぐに温泉街になります。温泉街と言っても道路沿いに何軒かの旅館が並ぶ程度のもので、熱海や草津などのような超有名温泉地とは異なります。もちろん芸者さんなどはいません。(と思います。)
しかし、ここにある旅館の対応はどこも暖かく、しかも愛知県でも名古屋、豊橋と言った都市部からでも無理なく行けるので気軽に温泉へ浸かりたい人にとっては重宝です。
私は、最近でこそとんとご無沙汰していますが、以前はよく正月休みなどに1~2泊したものです。ここからは鳳来寺山に登ることもでき、鳳来寺山から鳳来寺を通り三河大野へ降りてくるルートは私の「勝手知ったるナントカ」でした。
冬でも雪が積もるわけではないので、少々体力があればそんなに苦労をしません。
 
飯島は昆虫採集の拠点としてたまに訪れました。広葉樹の多いこの近辺の森にはオオムラサキや各種のゼフィルス(ミドリシジミの類)が住み、蝶に興味のある人にはもってこいで、私もカメムシ採集ついでに8m竿や10m竿を持って行き、高い梢にひそむそれらの蝶を採ったりもしました。
(ここに示した昆虫写真は全て私が採集し、現在標本箱に保管してあるものです。)
 
     ←アオクチブトカメムシ(♂)
長野県は昆虫の宝庫(が私) 飯島町にて       山地性のカメムシには美しい種が多い
 
飯島町には日本の国蝶オオムラサキが多産します。これを採るには8~10mの竿が必要です。
 
  
           日本の国蝶オオムラサキ()     キラキラ輝くゼフィルス(ミドリシジミの類)は人気筆頭
 
現在はこの路線にワイドビュー伊那路という特急が運行されていて、車両は373系の電車です。
 
ずっと以前は恐らく普通電車しかなかったと思うのですが、私の持っている切符には中部天竜から(橋)、(東海道?)(線?)、(川)経由吉祥寺行きというのがあり、昭和33年(1958年)の発行になってます。
この切符はもちろん私が使ったものではなく、タブン、東京の従兄がくれたものだと思いますが、誰が使ったのかは不明です。学生となっているので、帰省か何かの折に使用したのでしょう。
  中部天竜発吉祥寺行きの国鉄切符
 

  ←クリックするといいかも。

【身延線】
甲府と富士とを結ぶ身延線は身延線トレッキングなどと称して、JR東海が観光というより、健康ブームにのっかり、現在利用促進に力を入れている線です。
ここを走るワイドビューふじかわは飯田線のワイドビュー伊奈路と同じ373系です。
Jリーグの2005年シーズンでの降格、甲府の昇格が決まり、それまで柏はとても遠くていけないと決め込み、現地応援していなかった私は、「来季は近くにもう1つ行けるチームが来るぞ。身延線経由だ。」と喜びました。しかし、名古屋から最も短時間で甲府へ行こうとすると、中央(西)線-塩尻-中央(東線)経由で、最短3時間、次が東京あるいは横浜経由。すぐそこの静岡-身延線経由が最も長時間の旅なのです。
2006年は「川中島ダービー」と称して松本(アルウィン)で試合をしてくれたので現地へ行くことができましたが、翌2007年はリーグ戦、ナビスコ杯戦ともに小瀬で、しかも水曜日の夜とあって、ついぞ行くことはできませんでした。
 
私は1度だけ長野県富士見町からの帰りに中央線を戻るのではなく、せっかくの機会なので敢えて甲府経由とし、甲府から身延線、ワイドビューふじかわで静岡へ出てそこから新幹線を使ったことがあります。もちろん、遠回りですが、時間のある時にはこれまでと違ったところへ回ってみるのも楽しいものです。
新しい出会いが待っているかもしれません。・・・か?・・・あるんです、実は。次回はそんな話も入れましょう。
 
【小海線】
小淵沢と小諸を結ぶ小海(こうみ)線は八ヶ岳高原線とも呼ばれます。途中にある清里山口百恵のペンションがあるとかなんとかで、一頃観光ブームの真っただ中に置かれました。
私がこの線を通ったのは1度だけです。卒業して間もなく、用事で長野県臼田町へ行きました。中央西線中央東線、そして小海線とつないで行った臼田町での用事を終え、小諸へ足を延ばしました。
小諸城をぶらぶらしたのですが、そこでスケッチをしているおじさんに出会ったのです。じっと見ていると彼は話しかけてきて、自分の描いた絵を私にくれました。裏に名前が書いてあったのですが、私はその人を知る由もなく、しかし、風情のある落ち着いた絵でしたのでもらって帰り、しばらくは部屋に飾ってあったのですが、引っ越し等で段ボール箱にしまい込み、今すぐには出せない状況です。まあ、どこかにはあるのでしょうが。
小諸城では、草笛を吹いているおじさんにも会いました。草笛で聴くアカトンボもなかなか風流なものでした。
 
飯田線、身延線、小海線ともに観光で行くなら紅葉の秋でしょうね。
 
昆虫採集は時として自然破壊として批判の対象になりますが、これまで普通の採集の影響を受け絶滅した昆虫は知られていませんし、多くの昆虫愛好者は自然をとても大切にしています。昆虫が激減している原因の多くは「開発」であったり、台風、洪水等の自然(一部人為的)災害でであったりします。
コメントを投稿するか、トラックバックを送信できます: トラックバック URL

コメントを残す