Monthly Archives: 12月 2009

なんでだろ~

今日はいつもよりチョット早く職場を出ることができたので、帰りに閉店間際のデパ地下へ寄った。
あっちもこっちも品切れ状態で大した物は残っていなかった。
仕方なく地下街を歩いて地下鉄駅へ行った。
 
20時になり、あの店、この店とシャッターが閉まり始めた。
クリスマスデコレーションだけが目立っていた。
地下街のスピーカーからは最近復活の徴があるサポソンのメロディーが流れてきた。
 
 ラララー ララララー
     ラララー ララララー
        勝利に 向かって 突き進め新潟
 
喜び勇んで帰宅した。

なごやんの鉄道日記(25)

サッカー界が今全面的にオフの状況にあるわけではないのですが、Jリーグがお休み中のこの時期は移籍やら何やらで、じっと待つことが多く、ブログの題材に乏しくなります。本当に「なごやんの鉄道日記」になってしまいます。
サポリンでもつぶやいたように、「なごやんの出会い日記」でも書こうかとすら思う今日この頃です。旅すがら、本当にいろいろなことがありますからね。
 
さて、鉄道日記第25回は  です。ようやく折り返し点に来ました。私にとってはあまり馴染みのない路線ですが、までは行くことがありますし、以前は賢島鳥羽などの海へも行きました。しかし、記録が殆どありません。切符も残っていません。
 
【紀勢本線】
第8回の関西本線は紀伊半島の付け根を東西に横切っていますが、今回の紀勢本線は紀伊半島の海岸沿いをぐるっと回ります。
東側の亀山駅、西側の和歌山市駅が両端です。
  ①紀勢本線、②参宮線、③名松線、④伊勢線
 
名古屋に住む私としては西側についてはあまりよく知りません。名古屋からは特急ワイドビュー南紀紀伊勝浦まで行っています。この列車は名古屋を出た後、関西本線を南西へ進み、川原田から伊勢鉄道(旧、伊勢線)を通って津へ行き、そこからが本来の紀勢本線です。
  @名古屋駅
   特急ワイドビュー南紀(キハ85系)
 
紀勢本線の途中に尾鷲という駅があります。この尾鷲市には、今年開設50周年、来年開局50周年を迎える名古屋の東海ラジオの放送局があります。この辺までは名古屋圏と言えるのでしょう。
  東海ラジオ尾鷲放送局の受信証
 
尾鷲から中に入っていくと奈良県と三重県にまたがる大台ヶ原に着きます。雨の多いところで有名ですが、ここはまた、南方系のチョウ、イシガケチョウの産地としても知られています。ここが北限というわけではありませんが、紀伊半島以南にみられるチョウです。結構人気があります。
 
独特の模様から付けられた和名が「イシガケチョウ」。なるほど・・・ですね。英語名は「Common map」。これもなかなかしゃれています。
 
【参宮線】
紀勢本線多気駅から志摩半島の鳥羽駅までは参宮線です。名古屋を出た快速みえは関西本線-伊勢鉄道-紀勢本線を通り、多気からは参宮線で鳥羽へ行きます。近鉄に押されているとはいえ、まだまだ頑張っている路線です。
  快速みえ(キハ75系)
 
【名松線】
紀勢本線の松阪駅と今は津市に組み込まれた伊勢奥津駅を結んでいます。
 
【伊勢線】
現在は伊勢鉄道によって運営されていますが、もともとは国鉄の路線でした。この地域の鉄道路線としては珍しく複線化されています。
 
愛知県内で名鉄が幅をきかせていると同様、紀伊半島北半分では近鉄が、大阪寄りでは阪急京阪等も含めJR以外の私鉄が発達しています。
名古屋から津や鳥羽などに行くのにJR関西本線、紀勢本線の快速みえ(上記)に乗ると、途中伊勢鉄道を通るためJR路線が寸断され、それは運賃に跳ね返ります。私も結局近鉄を使ってしまいます。
 

なごやんの鉄道日記(24)

今回の  は、このシリーズの中で私にとって最も話題のない路線のひとつです。
列車、サッカー、昆虫、ラジオ・・・・
せいぜい地図だな。私の友人(同学年)の兄貴が高校時代に使っていて捨てようとしていたので、私が「オレにくれ~」とか言ってもらったヤツ。この地図自体が歴史モンです。
 
  まだ石勝線が新得までつながっていない頃の地図です。
 
【石勝線】
南千歳新得新夕張夕張
 
【千歳線】
沼ノ端白石南千歳新千歳空港
 
【札沼線】
桑園新十津川
 
じゃ、また来週。

天皇杯準々決勝 清水戦

清水3-2新潟
 
残念、本当に残念な試合だった。
選手は本当によく頑張った。その結果だから受け入れるしかない。
 
本来、今日の午後、私は名古屋で仕事の予定だった。しかし、ピンチキッカーを立てて(お願いして)清水へ行った。
フツーの土日なら豊橋往復きっぷ(1,500円)+休日フリーきっぷ(2,600円)で行くのだが、今の時期は青春18きっぷの季節。これを使わないテはない。
まあ、これから年末年始をはさみ、全部使い切るだろう、ということで金券ショップで買ってきて、今日が初使用。
  金券ショップで11,500円11,350円
 
金山発08:23の特別快速に乗り、浜松、静岡で乗り換え、清水着が11:13。これ、速い。
清水駅のトイレは広々としていて結構きれいなので、そこで日焼け止めをベタベタ塗った。
  ←清水駅はいつものように暖かく迎えてくれた。
 
そしてシャトルバスに乗った。パサールカード(静鉄のバスカード)を忘れてきたため、仕方なく切符を買った。昼間割引のカードだったのにぃ。
  
 
日本平は晴天で富士山もくっきり望むことができた。

 
頭を雲の上に出す冠雪の富士山
 
私は身を引き締めるため、焼そばを食べビールを飲んだ。(それで引き締まるか?というツッコミはなしってことで。)
 
試合は、本当に、本当に残念だった。
みんなよく走った。

ワンちゃんが獲得したPKを自身が決めた。見事だった。
このまま90分が過ぎようとするその時決めた貴章。これも見事だった。
 
これが鈴木アルビの最終試合になってしまった。1月1日まで闘ってもらいたかった。
来季、アルビはガラッと変わるのだろう。
それはそれで楽しみにしていよう。
 
今日、新潟が勝つことを見越し、準決勝で対戦相手になる名古屋対岐阜のチケット(瑞穂)を買っておいた。でも、モチベーションがた落ちだ。午前中は仕事だし。どうしよう。
 
応援のみなさん、お疲れさまでした。

なごやんの鉄道日記(23)

第23回の日記は  です。
長距離では東北新幹線に押されてかつてほどの需要はないも知れませんが、近・中距離ではまだまだ頑張っていますし、首都圏では通勤、通学の重要な手段です。
今回は東北本線 おもひで です。
 
【東北本線】
東京を起点とし、青森までつながる日本最長の鉄道路線でした。「はくつる」、「はつかり」は昼行の、「ゆうづる」は夜行の特急で、ゆうづるは寝台特急でした。急行も頻繁に走っていて、青森-仙台の急行「くりこま」は特急より速い急行でした。(当時の国鉄の説明では「特急と急行の違いは速さだけでなく、アコモデーションの違いもあるので、特急より速い急行もありうる」というものでした。)
ところが東北新幹線ができ、それが八戸まで延長されると、九州新幹線同様、途中がブチ切られてしまいました。ですから、現在では東京-盛岡八戸-青森に分かれています。盛岡-八戸はIGRいわて銀河鉄道(岩手県)、あおい森鉄道(青森県)によって運営されています。これらの鉄道の経営状況については推して知るべしといったところでしょうか。
   
 起点東京駅の入場券           特急はつかり(特急券)   急行十和田(急行券+寝台券)
 
首都圏の東北本線
社会に出て間もない頃、東京へ出張しました。せっかくだからと思い東京勤務の友人に連絡をとると埼玉県久喜市に住んでいるとのことでしたので、そこに泊めてもらうことにしました。(新婚さんの家庭に押し掛けるなんて、ワタクシもずうずうしい奴だ。)
夜、仕事が終り、さあ行こう。と、行き方を調べると東北本線じゃありませんか。ずーっと乗っていると青森へたどりつくあの線です。まあ、それでもと思い、上野から乗りました。久喜駅に着いたのが22時を回っていて、友人宅へ行くバスはもうありません。しゃあないタクシーか、と思いタクシー乗り場へ行くと「○○方面の方」とか言って同じ方向へ行く人たちがそれぞれ集まっているのです。そうです、タクシーの相乗りです。
一人で乗るより安く、運転手さんはチョットだけピンハネできるんですね。「さすが首都圏の人は賢い。生活の知恵だ。」と思いました。
名古屋だったらこんなことはないでしょう。土砂降りの中2~3人後に待ってる人が同じ団地の住民であることがわかっていて、自分が乗るタクシーが最後で、次は戻ってくるまで待たなければならないとしても断固一人で乗るでしょうね。名古屋人ってそんなもんですワ。(名古屋の人、見てたらすみません。でも実話ですので。)
まあ、それでも久喜なんて都心まで40分程度ですから首都圏としては「近い方」なんでしょう、タブン。
  この程度は十分通勤の範囲               
 

首都圏では東北本線大活躍です。
ちなみに、東北本線の起点は上野駅ではありませんからね。東京駅ですよ。東京駅は様々な路線の起点です。中央本線、東海道本線・・・
東京から左回りに上野池袋新宿渋谷と走っている緑色の電車は通常山手線といいますが、どっこい、東京-田端東北本線です。

  東京-上野-川口は東北本線 新宿-川口が50円。いつの話?
 
湘南新宿ラインなんてハイカラな愛称を持つ路線も横須賀線東北本線をくっつけただけみたいなものです。
なんなら ここ をどうぞ。
 
青森県の東北本線
東北本線のもう一方の端は青森県です。
現在東北新幹線の終着駅となっている八戸駅はかつて尻内駅と呼ばれ、現在の本八戸駅が八戸駅でした。
   八戸-青森自由席500円。ずいぶん高かったものです。
 
もう何十年も前になりますが、青森県のある地域でハエの調査を行うことになりました。私は特にハエが得意なわけではなく、チョウやカミキリが好きだったのですが、広く昆虫一般にも関心を持っていたため、他の愛好家よりは知っているだろうということで白羽の矢が立てられたのです。学生時代のことです。
その時は東北本線尻内(八戸)経由で三沢へ行き、そこからさらに現地へ向かいました。
   ハエがいっぱい採れたぞ。
野原や鶏小屋前にフライトラップ(ハエ捕りかご)を仕掛けます。一旦中に入ったハエは外へ出ることができません。
朝から晩まで集めたところでフライトラップごとゴミ袋に入れ、クロロフォルムをちょっと垂らして密閉するとハエのご臨終です。
全部で2,000頭以上集めました。持ち帰って参考書を頼りにし、にこれらを一頭一頭ルーペや実体顕微鏡で観察し、大きさ、色、形はもちろん、羽の脈、足の毛の生え方、等々細かく分類しました。ハエと真面目に取り組んだのは初めてのことでしたので勉強にはなり、また興味深くもあったのですが、目が疲れました。夏休みでよかったと思ったものです。
   三沢から尻内(八戸)までの急行券
ハエの分類に使った参考文献(こんな難しいものをよく読んだものです。あの頃私も若かった・・・)          
 
最近では東北地方へ行く時には東北新幹線を使います。(しばらく行っていませんが。)新幹線-新幹線-在来線とつないで青森までは陸路です。その話は最終回にします。

ホーム FC東京戦

新潟1-1FC東京
 
全国的に天候はよくないようだが、とにもかくにもリーグ戦最終戦だった。
朝から夕方まで会議のあった私は時々携帯でチェックしていた。
 
湘南のJ1昇格を確認し、しばらく置いてアルビの試合だ。
 
開始12分で中村北斗に先制された。イヤな展開だ。
そのまま前半が終了していた。
こりゃ、厳しいなぁ。怪我人たくさんいるし・・・
 
しかし、帰宅してPCを見たら引き分けていた。
松尾が最後に放ったゴールだ。
 
負けなくてよかったとしよう。
順位は8位。賞金を逃した。
貴章の2桁ゴールは達成されなかった。
 
その後、かつて所属し、今もつながりのある研究室の同窓会に出て戻り、アルビのオフィシャルを見たらジェルソンコーチが退団とあった。
 
まだ監督と退団選手以外の異動等については不明であるが、来季のアルビは大きく変わるんだろうか。
どう変わってもアルビはアルビだからサポーターとして変わる必要はないのだが。
 
まっ、その前に来週は天皇杯だ。勝とう。勝って勝って勝って、ACL に行こう。
 
応援の皆さんお疲れさまでした。

なごやんの鉄道日記(22)

第22回は。 私にとってはかつての地元です。 
私は岐阜で社会人としてのスタートを切りました。岐阜は木の国、山の国です。それはまた昆虫の宝庫でもあります。
今回は路線を辿るとともに私の昆虫日記のごく一部を紹介します。切符と昆虫のオンパレードです。
図はサムネイルとはいいませんが、かなり小さくしてありますので、是非してください。旧国鉄の切符に、使用済にもかかわらず「無効」印がないなんて、今では信じられません。よくこんな切符をとっておいたものです。(自分で感心してどうする!?)
 
  ①高山本線、②太多線、③明智線、④越美南線、⑤樽見線です。
 
【高山本線】
岐阜県の県都、岐阜市(岐阜駅)と富山県の県都、富山市を高山を経由して結んでいます。非電化区域で単線の部分もあり、本線とはいってもJR東海の地方交通線に甘んじています。
しかし、風光明媚なこの路線は観光客の人気を集め、特急ワイドビューひだは通常名古屋起点とし、中には岐阜から大阪へ向かう列車もあります。
1963年1月北陸豪雪の際には太平洋側と日本海側との交通が次々に遮断される中で、高山本線だけがただ1つの交通路として両地域の運送を一手に引き受け、これは今なお伝説として受け継がれています。
 
    岐阜駅に勢揃い
岐阜駅に入線するワイドビューひだ     これから高山へ向けて発車        普通列車のキハ11形
 
高山行きの切符は1月のものですので、タブン、流葉へスキーに行った時のものだと思います。
   流葉スキー場のリフト券
 
高山本線沿線へはまた、よく昆虫採集に行きました。特に春、この地方は魅力いっぱいです。
写真のウスバシロチョウは見かけと名称からモンシロチョウの仲間と思われがちですが、れっきとしたアゲハチョウの仲間です。春、わずかの間だけ姿を見せます。全国に分布している種ですが、奧美濃~飛騨では特によく見られるような気がします。ネギボウズに舞い降りる姿はなんとも優雅です。
チャマダラセセリは産地が局所的に点在し、なかなか見ることができません。高山市の一部に産地があります。これも春、数週間だけ飛び回ります。
   ウスバシロチョウチャマダラセセリ
 

以前、高山本線には「のりくら」、「たかやま」といった急行が走っていました。高山まで行かなくても、七宗町へはしばしば行きました。上麻生で下車し、飛騨川の支流をさかのぼり、追洞(おっぽら)付近がフィールドでした。
羽をキラキラ輝かせながら忙しそうに飛び回る野生のウラギンシジミはここで初めて見ました。日本に住む最大級のカメムシ、オオヘリカメムシを初めて捕ったのも七宗町でした。
     ウラギンシジミオオヘリカメムシ
 
【太多線】
美濃加茂市の美濃太田駅と多治見駅とを結ぶ全長17.8kmの地方交通線で、全線非電化単線です。近年、この地域は住宅開発が進み、あちこちで団地が作られています。
下の切符にある広見は沿線の可児市の中心集落名で、現在では可児駅になっています。かつてはこのあたりは里山で、さまざまな昆虫が見られました。日本最小のトンボ、ハッチョウトンボもそのひとつです。今はどうなっているのでしょうか?
太多線の終点、美濃加茂市地内でウシカメムシを発見しました。形が牛の顔に似ているのでこの名前が付けられましたが、比較的稀な種で、私もこの1頭しか持っていません。生態は完全には究明されていません。
    ハッチョウトンボウシカメムシ(牛の顔に見えますか?)
 
可児市は名古屋のベッドタウンで、この地区にも名鉄が乗り込んでいます。可児市には工業団地があり、可児町が可児市になったのを記念し、名鉄では金属製の切符を発行しました。常滑焼きの切符同様、110円と書いた紙を剥がせば使用済みになります。
   可児市誕生記念のメタル切符
 
【明智線】
現在は明鉄道になっていますが、かつては国鉄明線でした。恵那市の恵那駅から同市明智駅(旧、明智町)を結びますが、途中、中津川市を通ります。1985年に国鉄から第三セクターの明知鉄道に移管されました。
第三セクターに移行された鉄道会社の多くがそうであるように、明知鉄道も経営難に苦しんでいます。地元人口の減少が根幹にあります。これを打開するための一策として、会社は2011年以降にDMV(Dual Mode Vehicle)の導入を考えているようです。バスの機能を利用し、旅客をドア・トゥー・ドアの移動に近づけようというのです。
 
この路線の途中に阿木という駅があり、そこからは根ノ上高原へ行くことができます。また、阿木方面から胞山(恵那山)へ行くこともでき、私は胞山の麓でヒメオオクワガタを見つけました。オオクワガタを幾分か小さくしたような感じですが、個体数はオオクワガタと比べ圧倒的に少なく、希少価値としてはこの種の方が上です。私も写真の個体1頭のみしか保有していません。ヒメオオクワガタを見つけたその時はオオクワガタ?と思っていましたが、帰って調べヒメオオクワガタと知りました。もっと調査しておけばよかったと思ったものです。クワガタは一般には人気がありますが、私はあまり得意ではありません。
晩夏にはやや高山地性のキベリタテハ(黄縁立羽)も優雅な姿を現します。アカタテハやルリタテハ等と異なり、バタバタ激しく飛び回るのではなく、グライダーのようにスーッと舞います。英語ではCamberwell Beauty と呼びます。英国土着種ではありませんが、大陸から飛んできて、最初に見つかったのがロンドンのテムズ川南、キャンバーウェルだったからです。米語ではMourning Cloak と言います。羽の色と周りのうす黄色の縁を喪服(モーニング)に見立てています。
   珍しいヒメオオクワガタと人気抜群のキベリタテハ
 
【越美南線】
福井(越前)と岐阜(美濃)を結ぶ旧国鉄の路線として建設がスタートしました。福井県側は越美北線として、岐阜県側は越美南線として機能していましたが、両路線は結局県境をまたぐことはなく、北線はJR西日本に留まったものの、南線は国鉄民営化を前に第三セクターの長良川鉄道に移されました。高山本線、太多線と合流する美濃太田駅から郡上八幡美濃白鳥を経て北濃へつながります。美濃地方にあっても奧美濃と呼ばれるこの地域は、冬には豪雪となることもあります。夏、郡上八幡で行われる郡上祭りの「徹夜踊り」は有名で、全国から観光客が押し寄せます。
途中の湿地帯にはヒメシジミが舞い、長良川の清流流域をスイスイ飛ぶカワトンボとともに、昆虫愛好家にとっても魅力的な場所です。
北濃は国鉄時代にも終着駅でした。写真はその一歩手前、美濃白鳥で捕ったオオツノトンボです。長い触角が特徴です。トンボという名前がついていますが、トンボの仲間ではなく、むしろウスバカゲロウに近い種類です。比較的個体数の少ない種です。
   オオツノトンボ(トンボの仲間ではありません。)
 
【樽見線】
旧国鉄時代には大垣から福井県を経て金沢へ至る鉄道路線として建設されましたが、その計画は達成されることなく、現在では第三セクターの「樽見鉄道」によって運営されています。
大垣から谷汲を通り樽見(本巣市)へ通じています。途中の水鳥(みどり)から水鳥谷(みどりだに)へ入ると栃の木林があり、そこはスギタニルリシジミの産地でもあります。成虫の現れるのは春、超一瞬ですので、時期を見計らい、冬眠開けのツキノワグマに注意しながら捕ります。
また、途中の谷汲はギフチョウの産地として有名です。ちなみに、ギフチョウは1883年にこの近辺、岐阜県郡上郡(当時)で採集されたことにちなんで付けられた名前です。その採集者は名和靖さんで、現在岐阜公園内にある名和昆虫館は彼の子孫によって継がれています。

ギフチョウは春、ほんのわずかの間だけ姿を見せます。山形県以南で食草のカンアオイのあるところに住んでいますが、開発とともに個体数が極端に少なくなっているようです。北部東北以北では近似のヒメギフチョウが棲息しています。
     スギタニルリシジミと「春の女神」ギフチョウ
 
さて次回は東北本線です。長い鉄路ですので何か話題はあるでしょう。
 
昆虫採集は時として自然破壊として批判の対象になりますが、これまで普通の採集の影響を受け絶滅した昆虫は知られていませんし、多くの昆虫愛好者は自然をとても大切にしています。昆虫が激減している原因の多くは「開発」であったり、台風、洪水等の自然(一部人為的)災害でであったりします。